数万円から数百万円まで、仏壇の価格の相場について

カテゴリ:【 仏壇

仏壇は多くの人が一生に一度しか購入しないものです。
仏壇は、ご先祖の供養、身近な亡き方の供養、安らかに過ごすための拠り所になるものですので後々後悔しないようにしっかり検討を重ねて購入することが大切です。

仏壇がどれくらいの価格で販売されているかご存知でしょうか。 

数百万円もする仏壇もあれば、5万円以下で購入できてしまう仏壇もあります。
必要なときに適切な価格で購入ができるように、一般的な価格や購入方法などをご紹介します。

材質や大きさによって大きく変わる仏壇の相場

仏壇は古い伝統技術によって仕上げられるものですので、高級なものになると材料選びから吟味し、丁寧に手作りされます。
最近では技術的にも合理化が進みましたが、材質や大きさによっても価格は大きく変わってきます。

昔は仏壇の予算の目安は自分が住む住宅の建築費の10%が標準とされていました。
今はモダン仏壇を購入する方が増え、建築費の10%というようなことはほとんどありませんが、将来の住宅の規模や生活環境を考慮し、仏具と合わせて予算を立てましょう。

仏壇の価格の目安

金仏壇 上置き型 約50万円~
金仏壇 台付き型 約100万円~
唐木仏壇 上置き型 約15万円~
唐木仏壇 台付き型 約25万円~
モダン仏壇 上置き型 約5万円~
モダン仏壇 台付き型 約20万円~

仏壇の価格を構成するものは大きく分けて4つです

仏壇の値段を構成するものは、大きく分けて以下の4つになります。

  1. デザイン
  2. 工法
  3. 材質
  4. 産地

デザイン

装飾が多い仏壇ほど価格は高くなります。
特に唐木仏壇の彫りや金仏壇の装飾・金などは施されるほど美しくなりますが、その分手間がかかっているため価格は高くなってしまいます。

安価な仏壇を探す場合はなるべくシンプルなものを選ぶのがポイントです。

工法

特に唐木仏壇についてですが、練り方の工法によって価格が大きく異なります。
練り方の工法には「二方練り」、「三方練り」、「四方練り」などがあり、練りが多くなるほど高価になります。

練りの工法を使わずに、薄くスライスした板を貼ったものはぐっと安くなります。
最も安価なものは木目調の紙を貼った「プリント加工」のものになりますが、長年使っていると剥がれてくることもあるので注意が必要です。

材質

黒檀、紫檀、黄王檀、鉄刀木(たがやさん)、黒柿(シャム柿)、欅(けやき)、屋久杉、桑、などの銘木を使った仏壇(特に唐木仏壇)が高価なものになります。

産地

国産と外国産がありますが、外国産のほうがかなり安価となります。
外国産の仏壇の多くはインドネシアや中国で作られており、日本よりも人件費が安いことが大きな理由です。

今ではインターネットで仏壇を購入する方が増えています

仏壇は店舗で実際に見て購入する方が多いですが、最近はインターネットで購入する方も増えています。

インターネットで購入するメリットはなんといっても価格が安いということ。
実店舗とインターネットでは、同じ仏壇でも価格が倍近く違ってきます。

実店舗は仏壇を展示する場所の確保や接客を行うスタッフの費用が必要となるため、インターネットのお店より高くなるのです。

インターネットで購入するときの注意点

予備知識はある程度頭に入れておく

実店舗で購入する場合は仏事の相談を行いながらその場で必要なものを取り揃えていくことができますが、インターネットで購入する場合はそうもいきません。

仏具の設置の仕方や開眼供養(魂入れ)の手順など、仏壇購入前にある程度の知識は頭に入れておくことが大切です。

信頼できるお店を選ぶ

インターネットのお店でも、実店舗を持つ仏壇店と同様にきちんと対応してくれるお店が数多くあります。

仏壇に関する商品知識が豊富な専任のスタッフがいるお店を選びましょう。

また、「低価格の理由が明記されている」「フリーダイヤルが大きく記載されている」「宗派別の解説がされている」なども良質なお店選びのポイントです。

商品説明の詳細をしっかり確認する

サイズや仕様、商品の写真など、届いてから後悔しないように隅々まで確認しましょう。

低価格重視なら外国産がおすすめです

仏壇は日本の伝統的な工芸品のため、主に国産であると思われる方が多いと思いますが、最近は60%以上が中国を中心した海外で製造されてます。
外国産の仏壇は国産と比べるとかなり割安な価格で販売されています。

外国産の大半が中国やベトナム、インドネシアなどの海外で作られており、日本よりも人件費が安いことが大きな理由です。

数年前までは安価にするためだけに作られた粗悪品も多くありましたが、現在販売されている外国産の仏壇は日本人スタッフが製造過程を管理していることが多いため、プロでも見分けがつかないくらい品質が良くなりました。

いずれにしても、産地や品質表示をしっかり確認し、価格と品質が見合った納得できる仏壇を購入しましょう。

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