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分家をするときに仏壇はどうする? 本家供養と分家供養について
カテゴリ:【 仏壇 】
本家・分家という言葉は今はあまり聞かれなくなっているようですが、50~60年程前までは、特に旧家では厳格に守られてきたもののようです。
本家供養と分家供養とはどのような違いがあるのか、仏壇と分家の関わりなどについてお話します。
そもそも本家・分家とは?
分家とは日本語大辞典によると、「家族の一員が本家から独立して新しく一家を創設すること」とあります。
本家とは先祖の祭祀を継承する子孫のことをいい、継承者が実家を離れ別居している場合や、継承者ではない兄弟が親と同居している場合も本家となります。
ただ、この兄弟が独立して新しく一家を創設すると分家ということになります。
分家をしたら仏壇やお墓は必要なのか
昔の人は分家をするときには仏壇や神棚を新しく作って独立しました。
しかし、現在ではそのような考え方や慣習が薄れてしまい、まったく考えも及ばない人が多いようです。
独立しても父親や長男が建てた墓にお参りすることで先祖供養をしていると思い込んでいる人が多いようですが、新しく一家を構えれば分家初代となりお墓や仏壇も新たに必要となります。
親や先祖があって自分があるわけですから、独自に供養塔を建てて先祖を祀るべきだといえるでしょう。
今、私たちが存在すること自体ご先祖様あってのことと考えたとき、分家だから関係ないではなく、それぞれの家庭で仏壇を安置してお祀りすることが大切だと思われます。