一人の位牌を複数作る、位牌分けについて

カテゴリ:【 位牌

位牌は故人一人につきひとつ用意され、たいていは跡取りである長男の家に祀られるものですが、一人の位牌を子供の数だけ作るという地域もあります。

また、地域の習慣でなくとも、位牌を祀っている兄弟から遠く離れた場所に住んでいるためになかなか両親の供養ができないという場合には、長男の方以外の兄弟や家族がこの位牌分けの形を取ることがあります。

位牌分けとはなにか、その特徴について

一人の死者に対して位牌を複数作り、子供たちに分けて、それぞれをその祀り手とする位牌祭祀の形態を位牌分けといい、長野県、山梨県、群馬県、静岡県などで盛んに行われています。

位牌分けの特徴

  1. 一人の死者の位牌が複数(多くは子供の数だけ)作られる
  2. 死者の子供たちは男女、実子・養子、婚出・分家などを問わず、等しくその祀り手となる(未婚のものは資格がない)
  3. 祀り手である子供の家では夫方の両親の位牌と妻方の両親の位牌がともに祀られる
  4. 一家の仏壇では代々の家継承者、つまり家の先祖である父系的位牌、と各世代で分与された母方系位牌が祀られることになる

地域の慣習以外にも位牌分けする家庭はあります

また、上記に挙げたような地域の慣習ではなくても、位牌分けは行われています。
例えば、兄弟が多くてそれぞれ遠方に住んでいて、両親の供養がなかなかできないといった場合などにはそれぞれの家に仏壇と位牌を用意することがあります。

ただ、他家へ嫁いだ場合には位牌分けは行わないのが通常です。

位牌は仏壇に安置するものですから、嫁ぎ先まで実家の宗派の位牌を持ち込むことはトラブルになりかねません。

また、位牌を分けて持ち帰った以上、仏壇を用意し、お盆や法要などの行事もきちんと執り行う必要があります。

故人の依代である位牌をそばにおいて供養したいという思いは大切にしたいところですが、位牌分けについてはしっかりと家族に相談するべきでしょう。


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