仏壇を明るく照らすロウソクとロウソク立て(火立)について

カテゴリ:【 仏具

仏壇はお寺の本堂、すなわちご本尊が安置されているところを模したもので、各家庭にあってはそこに仏様やご先祖様がお住いになっておられる極楽浄土を創造したものです。

その仏壇を明るく照らすロウソクとロウソク立て(火立)についてのお話をしましょう。

仏壇にロウソクを灯すことには意味があります

仏壇に灯明としてロウソクを灯しますが、仏壇や部屋を明るく照らすこの光が仏様の智慧をあらわすといわれています。

光明は人々の欲や煩悩を払い、迷いの闇から真実へと向かわせてくださり、そして熱は仏様の慈悲をあらわすものとされ、その慈悲の温もりが閉ざされた心を解きほぐしてくださるのです。

また、ロウソクの灯りはご先祖様が道に迷わず、スムーズに現世に帰ってこられるように、場所を教えるための役割も担っています。

また、お墓参りの際にロウソクを点けるのは不浄を祓うだけでなく、ご先祖様にお参りに来た方々の姿をよく見せるためでもあるようです。

ロウソクを立てる火立は仏壇のお飾りに不可欠

仏壇で使うロウソク立ては火立や燭台と呼ばれ、仏壇のお飾りである三具足(花立・火立・香炉)と呼ばれる供養具のひとつです。
ロウソクと合わせて宗派を問わず使われる仏具であり、すでに室町時代には使用されていました。

火立は真鍮製が多く、陶器のものもあり、宗派によっては金色のものもあります。

火立を飾る場所ですが、三具足と五具足の飾り方についてお話しておきましょう。
花立・火立・香炉の三具足に花立と火立をひとつずつ加えた、花立一対・火立一対・香炉が五具足です。

三具足は向かって右側から火立、香炉、花立の順で飾り、五具足は火立と花立が対になるように向かって右側から花立、火立、香炉、火立、花立の順に飾ります。

浄土真宗について

浄土真宗本願寺派の火立 宣徳製の火立を使用
真宗大谷派の火立 亀と鶴が描かれた「鶴亀火立」を使用

※五具足の際は口を開けた鶴を向かって右に配置
※浄土真宗本願寺派では、「三具足」または「五具足」を前卓に祀り、華瓶(けびょう)一対、火舎香炉(かしゃこうろ)、火立の4点を本尊に近い上卓(うわじょく)に「四具足」を用いるのが正式とされています。

ロウソクを使用する際のマナーと注意点

お参りするときは、ロウソクに点火したらロウソクが燃え尽きるまで使い切るという方もいらっしゃいますが、少々心配なのがロウソクによる火災です。

仏壇を離れる際にはロウソクの火を一旦消すなど、十分に注意しましょう。

また、ロウソクの消し方についても注意が必要です。
線香などと同様、ロウソクを口で吹き消すことは絶対にしてはいけません。

他人の悪口を言う、色々なものを食べる、他人の息は気持ちの良いものではないように、仏教界でも人間の口は「不浄のもの」とされているからです。

扇ぎ消す、つまり片方の手で団扇で風を送るようにして消すのが正しいロウソクの消し方になります。
うまくできないという場合には、ロウソク消しという道具もありますので活用してみてください。


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