臨済宗の本尊と脇侍(脇掛)について

カテゴリ:【 臨済宗

臨済宗は禅宗の一派にあたり、栄西によって日本に広められるとともに、様々な中国からの僧にからも伝わることで様々な宗派が生まれています。

五山制度からなり、建長寺を第一とする鎌倉五山、南禅寺を別格とし天龍寺を第一とする京都五山、その下に十刹と呼ばれる寺院などが多数存在します。

臨済宗の本尊や仏壇に祀る際の選び方などについて、臨済宗の教えの特徴とともにご紹介していきます。

座禅と禅問答で悟りの実現を目指す

日本の禅宗系宗派には臨済、曹洞、黄檗の三宗があり、臨済宗という名の単一の教団は存在せず、臨済宗は十四派の総称です。

中国禅宗のなかでも主流派であった臨済宗の教えは宗祖・臨済の「殺仏殺祖」(仏に会ったら仏を殺せ、祖に会ったら祖を殺せ)という言葉に象徴されます。

仏や悟りなど自分の外側のものに惑わされず、自己そのものに絶対的な主体性を確立することを目指し、何ものにも捉われない真実の自己で内なる仏性や悟りを見出すべきだと説いています。

その教えを受け継いで日本に臨済宗を伝えた栄西は、坐禅を修行の中心としました。

曹洞禅が只管打坐(ただひたすら座ること)をおもな修行法とするのに対し、臨済禅では公案(弟子を試すために師が出す課題)を用いる看話禅、いわゆる禅問答と呼ばれる方法で悟りの実現を目指します。

臨済宗の本尊と脇侍について

本尊 釈迦如来(釈迦牟尼仏)
脇侍(脇掛) 文殊菩薩、普賢菩薩
禅宗初祖・達磨大師、観世音菩薩
禅宗初祖・達磨大師、左に開山・無相大師 ※主に妙心寺派

臨済宗では釈迦牟尼仏を大恩教主と仰いでいますが、仏性を自らの内に自覚することを重んじているため、特定の本尊を立てません。
寺に安置されている本尊も釈迦如来像のほかに、大日如来、阿弥陀仏、観世音菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩などさまざまです。

仏壇に祀るための選び方と並べ方

「衆生縁による」ということで、臨済宗では定まった本尊は立てていません。
ですが、臨済宗十四派と呼ばれるそれぞれの宗派は、各派とも「釈迦牟尼仏」を本尊として祀ります。

そのため、一般家庭での仏壇でも本尊は基本的に「釈迦如来」を祀ることになります。

脇侍については向かって右側に「文殊菩薩」、左側に「普賢菩薩」という場合や、右に「達摩大師」、左に「観世音菩薩」などいろいろです。

また、妙心寺派では向かって右側が「達磨大師」や「無相大師」、左が「「無相大姉」や花園法皇」などが多いですが、まずは菩提寺などに相談されたほうが良いでしょう。


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