お骨を分けて供養する、分骨と手元供養について

カテゴリ:【 仏具 , 仏壇

遺骨の一部を身近に置いて故人を偲ぶ「手元供養」は、近年注目を集めているようです。

同時に遺骨を分ける「分骨」についても、最近よく耳にするようになりました。
こちらでは、お骨を分けて供養する、分骨と手元供養について詳しくお話します。

遺骨の供養方法はいくつかあります

遺骨の供養の仕方は主に以下の3つの方法があります。

  • 霊園や墓地などの納骨施設に入れる
  • 海や山などに散骨する
  • 手元供養する(骨壺にて供養、または遺骨を加工して身につける)

遺骨は霊園や墓地に埋葬するのが一般的ではありますが、散骨したり、自宅で保管したり、家族で分け合ったりというのも、法律上とくに問題ないといわれています。

最近よく耳にする「分骨」ってなに?

分骨とは遺骨を二つ以上に分けて納めること、すなわち遺骨の一部を容器等に移して遺族で分け合ったり、納骨されている遺骨の一部を別のお墓や納骨堂に移したりすることをいいます。

最近よくこの分骨という言葉を耳にしますが、15年程前から盛んになってきた「手元供養」の広まりから、並行して分骨という言葉もよく使われるようになってきました。

手元供養は京都の某社が企業化したことが始まりですが、遺骨を手元に置いて供養できないものかという遺族の思いから徐々に広まってきたようです。

分骨した遺骨の一部を骨壺に納めて自宅保管、さらには粉骨して身に付けるペンダントやブレスレット等に入れるなどして、故人を慰霊する場を身近に置くのが手元供養です。

大切な人の遺骨を身近で供養したいという思いから始まったこの手元供養が、分骨という形で徐々に小型化・モダン化されてきたのだといえるでしょう。

遺骨を分けるなんて、問題はないの?

仏壇はお寺の本堂を小さくして各家庭で仏様を拝めるように模写したものと考えれば、大切な人の遺骨一部を自宅で供養するのもそれほど突拍子もない話ではないかもしれません。

しきたりや儀礼にしばられることなく自分流の供養をしたいという方もいらっしゃるでしょう。

ただ、遺骨を再度お墓から出したり分骨したりすると成仏できないのではないか、何か悪いことが起きるのではないかと気になります。

仏教界では四十九日(満中陰)が過ぎれば浄土での生を得る(修行が始まる)、あるいは仏様になるといわれていますのでそれ自体には特に問題はないかと思われます。

ただ、同様に仏教的な考え方では、遺骨は魂の抜け出た抜殻であり、本来供養する対象ではありません。
ですが、そうすることで故人と向き合い、大切な人を亡くした悲しい思いから立ち直れるきっかけになるなら、そう堅く考えることもないのではないでしょうか。

分骨のタイミングはいつ?

分骨のタイミングは、故人が家族の場合、火葬の後に自宅へ戻ったときに骨壷から遺骨を取り分けるというのががもっとも多いようです。

また、火葬のお骨上げの際に取っておかれる方もいらっしゃいます。
すでに墓や霊園などに納骨されてしまっている遺骨については、墓地管理者に了解を得たうえで、墓から骨壷を取り出して分骨することになります。

遺骨を分骨する際に気をつけること

手元供養を行っていたものの、ご自身のなかで故人に対する気持ちに整理がついた時期などに再び納骨をお考えになることもあるかと思われます。

分骨したお骨を再び墓地等へ納骨する場合、管理する寺院等から納骨を拒否されることがあり、どこにも納めることができなくなることがあります。

そうなることを防ぐためには、最初の納骨時にその墓地を管理している寺院や霊園等から分骨証明書を取得しておくことが必要です。

いずれにしても、跡目を継ぐ家族を考え、跡を継ぐ者がいなければなおのこと、分骨されて手元にある遺骨はどうすべきか等々も十分考慮しておきましょう。


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